2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼそぼそと話したこと。あるいは、思い出したこと。考える前に飛べ、というのが彼らのテーゼであると断ずるならば、彼らでない「ぼく」が飛ぶために必要とするものが覚悟であると言おう。そして、「グローバリズム」というのは、飛ばない自由というものを認…

『滝本竜彦がたどりつく場所』を書きながら思い出したこと。ある時期、ぼくは年齢を詐称していて、それは、年齢を訊かれたら二十九歳であると答えるという他愛のない遊びだった。三十路に入っても二十九歳でいられるように、今から年齢を貯金しておくんだ、…

ポジ氏の日記を読んで『SPA!』を買いに走る。目当ては『メメントモリビル』で、コンビニを出たら雨は止んでいた。そんな夜。http://d.hatena.ne.jp/poji_s/20031028#p2だけど、正直に言おう。俺が使っている偽名刺は六本木ヒルズのまんなかあたりにオフ…

「全部が好き」と告げることと、「きみのふっくらした唇がかじりつきたくなるくらい好き」と告げるのとどっちが適応的な行動だろう? と、その前にエクスキューズ、再三申し上げるけれど、これはパロディで、こんな言葉の群れを信じてもらっては困る。それな…

始めよう。教科書によると、アダム・スミスという偉いひとが「ヨーロッパ諸国中で、いちばんの商業国民であるオランダ人は、また最も義理堅く約束を守る国民である」って言ったんだってさ。オランダっていったら、風車にマリファナ、中絶と同性愛ってイメー…

好きって気持ちだけじゃだめなのかしら。だめじゃないよ、好きって気持ちだけで、恋をするには充分。って、ぼくは言うよ。言いつづけるよ。だけど、「好きって気持ちだけ」っていうのと、リスクヘッジの話とか、義理がたいオランダ人の話は密接に関係してい…

地域通貨のことを理解するためには(グローバル)経済のことを理解しなければならないはずなのに。なのに、どうして、こんなにも(グローバル)経済を理解することは難しいのだろう。脈絡なく、「空爆」と「空襲」の差異について思う。誰かがなんども指摘し…

ノイズって言ってんのは、ランダムネスのことなんじゃないかしらん。なんて、あの場所、煙草をくわえ、眼を細め、考える夕べ。コストとリスクですべてをドライブしちゃうぼくがそこにいるのならば、その関数は今までの時間の積分で、だけど、関数の外挿でな…

過剰さ。 屈託。 それを持たずに産まれた者たちは幸いだった。 それを持たずに生きられた者たちは幸いだった。 思い出せ。 滝本竜彦に投げかけられた言葉を。 滝本竜彦に突きつけられた言葉を。 過剰さなんて意味ねえよ、と莫迦が言ったんじゃなかったか。 …

同志たちへ。最近の非モテおるぐのトレンドは、局所的な適応とグローバリズムだそうです。お暇でしたら、いっしょに「運動」でもしましょう! と、トラックバック。 http://www.moodindigo.org/blog/archives/000145.html 恋愛市場における貨幣の問題は解決…

なんでそんな検索? と問われた言葉に、私はあいまいに笑ってから、自戒の意味で、と答えた。それはほとんど正しかった。「不思議ちゃん」好きだった私を、自らパージするために。今では、そう、昔よりもずっと資本主義を信仰できるようになった。これはそう…

思うところあって、『IDEE を含む公開アンテナ』を検索する。 http://a.hatena.ne.jp/include?pid=107064

俺はビジネスパーソンだから、『日経ビジネス Associé』を読んだりする。本当だってば。俺、本当にビジネスパーソンなの。信じてよ、もう。森永卓郎の連載のタイトルが『恋愛弱者救済のため愛の失業対策が必要』だった。まじめだよ。まじめに、恋愛市場につ…

ひとりごと。あおり。ぷろぱがんだ。ブログのアーキテクチャをいろいろ試すって、そんなことしたってどこにもたどりつけやしないさ。おまえらが試してるのは、かぎかっこつきのデザインに過ぎない。俺はかぎかっこが取れちまった場所にいる。だから、判りあ…

言われたこと。菊池秀行の小説で好きな登場人物。屍刑四郎。一発で当てられた。笑い。そして、涙。考えたこと。マーケットから降りるという意思表示を行ったにもかかわらず、実際にはマーケットから降りずに売買を続けるエージェントに対して、俺は苛立を憶…

id:dancing:20031010 「君は正しい、僕も正しい。」と『宇宙 日本 世田谷』から引用してから、いくつかの注釈を。基本的なアイディアは(まだ読み終わっていない)経済学の教科書から引用してきたもので、そこに「努力」というトリックを入れただけ。私が示…

ささやけ、と、まるで命じられたように。だけど、命令されたんじゃない。規定したのは私だった。オーケィ、始めよう。

『ウサニBBS』 http://alived.com/blue/bbs2.html どうでもいい、って、三度つぶやけ。それでも足りなかったら、なにごとかを話せばいい。話すことなどなにもない。消費されていくって、こんなにもたいへんなんだね、と微笑むだけだ。やさしく微笑むだけ…

サブカルではないが、オタクだったように思う。あるいは、現在進行形で。過去にほっかむりするプレイはもちろん試してみたけれど、それだって唇を歪めて、それがプレイだって伝わるようにしていたはずだ。でも、(架空の)恋愛市場から降りたって気分はない…

夏祭り、夜店ですくいあげた水風船。中指と掌でドリブル。バッシャバッシャバッシャ。空を舞い、アスファルトに叩きつけられて、飛びちる水。上半身を起こし、枕元の時計を眺めながら、思い浮かぶイメージはそんな感じ。夢ではなく、唐突にわきあがった思い…

内圧を高めていけ。噛んだ奥歯がぎりぎりと音を立てる。歯の隙間から、軋んだ音が漏れる。叫びだす直前の祈り。大音量のロック。曲目はオナニーマシーン&シーモネーター『恋のABC〈あだるちーRemix〉』って、これじゃ、かっこつかねえじゃん。だけ…

カットアップに手を出してみようかと思ったのは、誰かが私の文章のことをカットアップっぽい、と言ったからでもない。文章の書き方がこなれていないのが、根本の原因だ。プロでない以上、どんな文章の書き方をしようとまったく勝手だ。ただ、文章を書くのに…

カットアップに手を出してみようかと思ったのは、「高度資本主義のスピード感」なんてものとは(もちろん!)関係がない。だいたい、そんなことをやりたいんであれば(やりたいの?)、もっと洗練されたやりかたを既に知っている。 http://www.dnp.co.jp/art…

カットアップに手を出してみようかと思ったのは、遡及的な過去(の清算)とは関係ない。それが失敗すると判っているのに手を出す莫迦がどこにいる? そこいらあたりの話は、山形浩生の『たかがバロウズ本』に書いてあるわけだけど、そもそも俺は「ほとんど」…

有村(id:y_arim)のところの謎茶会にいく。なんだかサブカルでした。俺が。とか、レポートめいたものを書くのは性に合わないから書かないけど。基本的には、ここを見る可能性のあるひとのことをあんまり書かないあたりがチキン>ミー。

最近、女性雑誌の特集をネタに恋愛市場についてひとと話している。まあ、昔から、そんなことばかりしていた気はするけれど。困るのは、みんなが露悪的だったり、偽悪的だったりすることだ。類は友を呼ぶってやつ。白泉社の少女マンガを読んでいるような夢見…

「敵」という言葉について、思い出したように、沢木耕太郎を読む。かつて古本屋で買いあさった単行本はもう手元にはなく、しかたがないので、文藝春秋から出ている『沢木耕太郎ノンフィクション』を買い集めている。最新刊『かつて白い海で戦った』には、カ…

「泣きたくなるような恋がしたい」とコンビニで叫ぶのは、だけど、かっこいいかもしれないね。例によって、俺たちは「あんたたちはピュアじゃない」と責められていて、まあ、かくあるように望んだのだから、それは当然のことなのだけれど、「そんなことない…

「敵」について。ひとりごとに擬して、箇条書き。 革命の残滓。鉄パイプがコンクリートの地面に落ちて、甲高く澄んだ音の残響。 週刊少年ジャンプ的なものと称せられたもの。八〇年代に調教された男のコ。 資本主義システムが必要とした無限闘争。ゼロサムゲ…

たとえばね、思い出したりすることがあるんだ。ドラムをやるために学校をやめたやつとか、芝居にはまって学校をやめたやつのこととかをさ。あいつら、今、なにやってんのかって時々考えたりする。ひるがえって、自分はどうだ。どうやって金を稼いでんのか判…