ぼそぼそと話したこと。あるいは、思い出したこと。

考える前に飛べ、というのが彼らのテーゼであると断ずるならば、彼らでない「ぼく」が飛ぶために必要とするものが覚悟であると言おう。そして、「グローバリズム」というのは、飛ばない自由というものを認めないシステムのことを言うのだろう。

「ボクたち」が、飛ばない自由を認めるようなシステムを願わなかったとは言わない。あるいは、今でも願いつづけているかもしれない。もしも願いつづけているとしたら、「グローバリズム」と対峙するために、「革命」が飛ぶことを強いるとしたら、その「革命」は肯定されるだろうか。

「ボクたち」はその「革命」を肯定する。肯定するから、飛ぶための覚悟を「同志」に求める。と、バリケードのなかに生まれ落ちた「ぼく」は思う。本気でね。