2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

電話を切って、いつものように俺は反省した。またぞろ風邪をひいたからって、それは理由になりゃしないのだ。とうの昔に判っていたように。あるいは既に判っているように。

極東ポップエイジ、それは既に過ぎた。俺たちがたどりついた此処はどこだ?

あるいは、オタクになりきれなかった俺たちの話をしようか。うまく笑えず、うまく愛せなかったきみの話さ。オタクになれず、リアル・ライフを生きることもできず、俺たちはどこに往くんだろうな。

つまりね、俺が目指したものはリアル・ライフだったわけさ。週末にデートしてセックスして、平日は電話で話して、話題のネタはいつだってテレビと仕事の愚痴で、それがリアル・ライフ。そういうあれこれに偏執して、たどりついた場所は?

すべてのコミュニカシオンに宣戦布告しろ。だけど、肌を重ねるのは嫌いじゃない矛盾。

みんなが知ってることを語る意味なんてないね。みんなが知らないことを語るか、語り口を変えるかのどちらかだ。

だけど、それは悪意なんだ。忘れるな。敵の名を。 google:ポップ=アメリカ=消費社会

なんだかすごいいい気分なんだ。こんな朝は、口説き文句を考えながら、通りを歩くんだ。

気を抜くとカラオケで Going Steady の『青春時代』を選曲してしまう俺だ。

きみはなにを信じる? 俺は神様を信じるよ。だって、神様は(貨幣と違って)眼に見えないもん。

消費されないものに意味なんてないさ。正札がついてないものに価値がないように。

www.himote.org を再インストール中なの。見ちゃいやん。

『THE BLACKBELT』RHYMESTER featuring PUSHIM の「特に自慢の2フィンガーはベッドでこそ際立つ逸品だ」を「際立つインピーダンス」と聴きまちがえた俺は、理系ヒップホップかもしれない。

『HIP HOP BIBLE』の白盤(asin:B00013YRP0)と黒盤(asin:B00013YRPA)を衝動買い。EAST END×YURI まで入ってて、眼からビームが出た。id:poji_s 氏に見せたら、「これって文系ヒップホップですよね」とのたまわれた。うふうむ、いや、たしかにまったくその…

自転車を修理し、慣らし運転を洒落こむ。走行距離二〇キロ、ちょっとした運動にはなった。

ばらばらの言葉。 「ポップな時代」が、「明るくて楽しい時間をすごしてると思」うことができた時代だったとしたら、いつものようにそれは、個人的な感覚のなかに収斂されていくのではないか。あたかも、俺が滝本竜彦の同時代性と呼んだもののように。 ディ…

酒を呑む金がなくなったので、"Principles of Economics" のスライドを眺めて夜をすごした。 http://www.swlearning.com/economics/mankiw/mankiw3e/powerpoint_econ.html

かわいいかわいい PowerBook G4 の AC アダプタが壊れた。休日を挟んでいるので、代替品が届くのに数日かかる。その到着を待つには人生はいかんせん短すぎた。秋葉原におもむき、純正でないモバイル用 AC アダプタを購入した。まあ、あって困るものでもなか…

ねえ、「ジェネレーションX」って単語、まだ憶えてる?正しい意味での「ポップな時代」は八〇年代「以降」のことを意味するんだろう。ポピュラーなるものの完成がいつもたらされたのか、俺は正確なことを知らないけれど(だって、生まれてなかったもん!)…

ポップキッズを目指せ!!七〇年代に生き疲れるたびに、俺はありえなかったかもしれないポップキッズの物語を読みかえし、とこしえに始まることのない世紀末の狂躁を思い、気づかなかったふりをして通りすぎたポップな時代(エイジと読んでくれ)のことを思っ…

敵の名を。敵の名なら知っている。それは同時に俺の名でもあるのだから。しかし、異なっていたはずだ。なぜなら、十代だった俺ですら、そんなことはとうに判っていたし、そんなことはしなかったのだ。(幸福にも)イナカに産まれなかったというのはそういう…

死んでいったものたちに。通夜で、葬儀で、涙を流したことはない。けれども、俺の涙腺もいつか涙を流すようになるのだろうか。それでも、噛みしめた奥歯にいつか馴れていくのだろうか。同級生がまたひとり、死んだ。友達が死ななかった季節を失って、もうど…

時間銀行と葉巻。ひとんちの亀に勝手に「カシオペイア」と命名した。だって、亀の名前が「みどり」じゃあんまりじゃないか。なんていうか、ニッポンの貧しさを象徴してしまいそうな名前だ(といって、『昭和歌謡大全集』が元ネタだというわけでもなく、単に…

消費と所有。この歳になってさえ、俺は正しい所有のやりくちを学んでいない。このまま、学ばずに死んでいくのだろう。それはそれで、間違っちゃいない死に方だ。けれども、ひとつの疑問がある。誰がかくあることを望んだのか。俺たちが、なかんずく俺が、か…

抑圧されている感覚、を、理解させることすら難しい。というのが、ここのところ抱えている問題で、それは俺が八〇年代を飛びこえるために解決しなければならない問いだ。二槽式洗濯機から乾燥機能つき全自動洗濯機にいたるミッシングリンクであり、俺はその…

別にセックスのことばっかり考えてるわけじゃないんだぜ。それはともかく、「実は四十台?」とか失礼なことを言うのはやめろ。最近の唄だって一応知ってるよ。莫迦野郎、オジサンたちに合わせてあげただけじゃないか。

ヒデキが言った。「テーマパークがモテなんじゃよ」それは天啓だった。確かにファーザーはそのようにおっしゃっていた(『ヤングサンデー』を読め。読めったら)。ヒデキは言った。「判るか、これがきみの罪だ。すべての黒いネズミに宣戦布告したきみの罪だ…

去年もらったいちばん素敵な言葉は、「そんな貧乏なところに住んでるオトコとつきあうのやだ」だった。その科白を耳にするために風呂無しトイレ共同のアパートに住んでいたのではないか、とさえ思った。その素敵さに、俺はほんとうのほんとうに感動したんだ…

「貧乏だけど愛があるのと、金持ちだけど愛がないのは、どっちがいい?」と訊かれた。「金持ちなほう」と応えた。女は「だけど、やっぱり愛は重要でしょ?」と真顔で微笑んだ。飯を喰う金がなくて水で腹をふくらませたり、貧乏を理由にふられたことがない人…

村上龍の、あるエリアには美人の女と金持ちの女と仕事ができる女の三種類の女しか存在できないという言葉は(引用元は引越のせいでダンボール箱のなかだが)、一面の真実はついている。言葉は、自立した女は選択権を持つという言葉につながっていく。同時に…