2003-01-01から1年間の記事一覧

なんで信じられないんだろう、と、ぼくたちは何度も何度も問いかけたはずだ。ぼくからきみに、きみからぼくに、そして、ぼくからぼくに。信じられないのは裏切られたからじゃない。初手から信じてやしなかった。信じてやしなかったから、裏切られていった。…

私はまだ技術者です。私は、今年、画像操作のためのソフトウェアを開発を働きました。私は悩みました。型情報なんて飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのですよ。例えば、記憶装置に型情報とバイト列が保存されています。C++で記述されたソフトウェアが、…

まだまだテクノロジスト。今年やっていたワークは、イメージをマニピュレートするコードのエディットだったんだけど、悩んだのは「タイプなんてコンパイルタイムにしか存在しない」ってこと。たとえば、タイプインフォメーションとバイトシークエンスをスト…

id:ryoko 氏や omo 氏の日記の FLASH 関連の記事を読んで、ふむ納得、なんて思いながら、はて Macromedia 社の業績はどうだったけな、と考えた。というのも、前の会社で FLASH 関連の仕事をしていたとき、Macromedia 社はいつ潰れるんだろう、なんてヒヤヒヤ…

サンプルソース。実際的な例じゃないね。 修正: 関数 x(const T& t) が return してなかった。(川地氏にご指摘いただきました) #include <iostream> #include <vector> #include <vecmath_traits.h>template <typename T, bool> class impl { public: typedef typename T::value_type value_type; static value_ty</typename></vecmath_traits.h></vector></iostream>…

そういえば、ぼくはテクノロジストなのだった。どれくらいのひとびとが vecmath-C++ を使っているのか判らないけれど(boost::is_base_and_derived を使って、Tuple のあたりをすっきりさせたりするといいかも)。GVector, GMatrix の実装は川地氏のところか…

クリスマスに出張が決定。クリスマスイヴでなかったことを喜ぶべきか。ただし、始発。まさしく師走だわね。師とともに西へ赴く。

そのころ、ぼくは PUSHIM をよく聴いていて、なかでも『雨のバンドネオン』がお気に入りだった。「菅原道真!!」「彼はチョンマゲ!!!?」男と女がかけあう歌詞にめろめろしていた。午後、ぼくはアルバムを流しっぱなしにして仕事をした。「彼はチョンマゲ」と…

師走だから、年末だから、いつまで店がやっているか判らないから、調べてからメールするよ。しばし、お待ちあれ。

ビートルズの歌の名前のついたその店に、女性と入るのは初めてだった。高校生のころ、毎週くらいに入りびたっていたはずなのに。歳を取るということは、まさしく鈍感になるということなのだと実感する夕べ、平手で頬を張られなかっただけマシだと思いたまえ…

考えたいこと。書きたいこと。話したいこと。コードとアーキテクチャとシステムと物語についての話。矢作俊彦の『ららら科學の子』についての話。

いそがしいのは心がせまいから。心がせまいのは師走だから。先生も弟子も走りまわる日々に、弟子はくだらないことばかり考えて殴られる。あれもこれも、それもどれも、ぜんぶそんなわけ。

オッケー。おいしいカレー屋さんでも見つけた? 日付と場所をプリーズ。あるいは、去年のあの日と同じ日に。

id:flurry 氏が、「『ムサシノ カチューシャナイト 001』には行ってもいいかも」とおっしゃていた。会場でお会いできるといいな。現在の予定では、id:poji_s 氏とまったりするみたい。二人で。そういえば、ぼくは、十二月のお茶の水が苦手だ。

あのころのボクたちは女のコを口説くために、『今夜はブギーバック』のラップを練習したり、チャゲ&飛鳥のチャゲのパートを練習したりしていた。喧騒のなかで女のコの耳元にささやく言葉を覚え、どのカクテルがキツくてどのカクテルがヤワいかを覚えた。酒…

12/13(土)にカラオケオフしますよ。女子不可。なぜならぼくがオナニーマシンを唄うから。っていうか、コンセプトが「恥ずかしかったり痛かったり女のコにひかれちゃったりした歌を唄う」だから。あとアニソン禁止。なぜならサブカルだから。予定では、御茶…

女のひとと別れるたびに、ぼくたちはそのひとにもらったものを全部捨てるわけで、そういうことをするぼくたちを、女のひとたちは「もったいじゃない」と言って嘲り笑うのだけれど、それはいつでもルールだった。ぼくたちにとって、ルールよりも大切なものは…

「今週の日曜日の銭湯はリンゴ風呂だそうな」と、話していて、クリスチャンだったことを思い出した。なんのことはない、日曜日は週の七日めだとするぼくと、日曜日は週の一日めだとする彼の間で、会話がいくらか混乱したのだった。それから、ぼくはさらに思…

矢作俊彦『ららら科學の子』について。メモのみ。後日、まとめる予定。 身体性について、良く考えてみる。ぼくは、主人公が歳を取ったことに関して、どのように解釈しているのか。 立ち読みだけですませた『文學界』と『すばる』を購入する。その際、くじら…

昨日の「にも関わらず」、ワケ判んない。もうすこし頭の良い文章が書けるようになりたい。くすん。団塊の世代と(比喩的な意味で)現実に殴り合ってると、矢作俊彦はかなりマシなほうっていうか、素晴らしく見える。逆に言うと、矢作俊彦がダメに見えるって…

正しく敗北するということについて。結局、ニッポンのお父さんたちが正しく敗北できなかった。一九四五年に、一九七〇年に、お父さんたちは敗北の感覚を我が物とすることさえできず、その後の長い年月を、だらだらと「戦争体験」を語ることに費やしてきた。…

ぼくもいくらか引用する。 ツンドラで凍ったマンモスみたいだと、志垣は言った。freeze. 傑は言った。瞬間解凍しているわけですね。 では、凍っていなかった俺はどうなるのだろう。三十年を莫賓で過ごした俺は、解凍された俺に呑み込まれてしまうのか。まさ…

ひきこもりのぼくたちが正しく敗北するためには『池袋ウエストゲートパーク』の最新刊を読むと良いんだってさ。

素直にうらやましい、と、思う。敵を敵とすることなく、生きてくることができたならば、生きていくことができるならば、とても幸福だろう。いやはや、一九五〇年ごろに生まれた作家の本を読みあさり、彼らの世代と闘わずに生きられなかったぼくとしては。 id…

解答しちゃおうと思ったけど、判りやすくて美しい説明が思いつかないゾ。 http://flurry.hp.infoseek.co.jp/200311.html#25_1 A,B,C,Dと書かれた4枚のカードがあるとします。これで、何通りの組み合わせが作れるでしょう? 答えは4×3×2×1の 24通りです(高校…

ずるいよなあ、と、ぼくはぼくのことを思う。ここのところ自分のずるさを眼にする機会が多くて、ぼくは唇に指先を当てて、しばし口をつぐむ。とりあえず、反省はした。十代のころの悪事とか、二十代のころの悪事とか、いろいろ反省はした。反省はしたけど、…

言葉の無限後退は、言葉が示すものの比較可能性(あるいは交換可能性)と不可分ではないと、ぼくは思う。それは、ぼくが貨幣や身体性にこだわりつづけている理由でもある。結局、ぼくたちが生きている世界では、AとBのどちらが好きかを絶えず選択しつづけ…

ステージでモーニング娘。を唄っている集団がいて、シミュラークルであることを目指した彼女たちに対して、団扇を振っているオタクがいて、ぼくは深く溜息をついた。息は白く初冬の空気に溶けて、ぼくは、街をほっつきまわるには薄着すぎる自分に気づいた。…

ぼくの言葉が信用ならないだなんて、そんな戯言は聞き厭きた。ここには嘘しかないと、繰り返したはずだ。女のコに「あなたの言うことは信じられない」となじられるたびに繰り返してきた。だけど、堆積した嘘は、いつか真実になるとぼくはまだ信じている。ぼ…

consume と cosme(tic) は、字面が似ていると思った。