2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくのストロングスタイルは、永遠と無限の破れ目から生まれた。彼女たちが「あたしが欲しいのはこれじゃないの」と告げたならば、ぼくは「じゃあ、きみにはあげない」と微笑んだ。あるいは、曖昧にグローバリズムを行使する彼女たちに、ぼくはより苛烈なる…

「きみでいい」と誠実な男のコは言う。「きみがいい」と誠実でない男のコは言う。誠実さをなじられるとき、ぼくは決まってそのことを思いだす。

仕事の締切が日曜の朝であることが判明。締切を延ばして延ばせないことはないのだけれど。逆に、締切を守れば、コミティアに行くことも可能。

咽喉の奥にはりついた渇き。水分が足りないわけではなく、弛緩しない神経はただただ疾走を求める。無軌道な欲求を飼い馴らし、方向を指し示す。無限運動。

ツインふきでもの(旧姓にきび)発生。煙草で相殺されていくビタミンC。

だけど、ぼくの物欲は、差異への欲求をともなっていて、それが本当の本当にコミットメントなのかはよく判らない。気分転換に、清肌晶で遊ぶ。

多忙につき、土日は仕事場に缶詰の予定。物欲だけがつのる。三大欲求は減退して、今のぼくは、きっと、本当の意味で資本主義に過剰にコミットできるだろう。

口内炎のせいで、煙草が喫いずらい。寝不足と栄養不足のせいなのか、慢性的な肩こりのせいなのか。気休めにビタミン錠をばらばらと口に放りこむ。

「バブル期にいい気になっていた年長世代」って、いま三〇代くらいのおばかなひとびとのことかしらん。

エレクトロニカってひとくくりにしたせいで、こぼれおちていくものがあるとしたら。癒し系クラブミュージックを聴きながら、ぼくは PowerBook G4 のキーボードを叩きつづける。新品のリラックスパイポを取り出してくわえる。眼を閉じ、深く息を吸い、しかし…

いきかうひとの群れをながめながら、ぼくは朝一杯めの珈琲を口にする。忘れていた。ニコチンとメンソールも、たらふく摂取している。いきかうひとの群れは、規則正しく建物のなかに消えていく。ぼくは二杯めの珈琲のために席を立ち、主義に反して砂糖とミル…

「個人的な戦略としては、革命家になるよりも、資本家になるために努力するほうが楽なんですよ」と彼は言った。一年以上、前の話だ。「判ってる。そんなことは重々承知だ。だからこそ、ぼくは、」とぼくは言った。けれども、続いていく言葉を口にしなかった…

銭湯帰り、工事現場の脇を通りすぎる。後輩が「太郎」とつぶやいた。交通整理の人形がニンジンを振っていた。もうすこし寒くなったら、太郎にマフラーを巻いてあげたいとぼくは思った。

珈琲と蒟蒻畑しか摂取しない生活。つきあいで夕飯は食べることもある。体重がだいぶん減った。目標体重まであと三五〇〇グラム。それは、ぼくの出生時体重とだいたい同じくらいだ。

昔、演劇のワークショップのちらしを見ていたら、「最近、家族や恋人以外とふれあったことがありますか?」という文句が書いてあって、ぼくはふむ、と唸ったのだった。演劇というのは、確かにそういうものかもしれない。

むこうがわに誰かがいることを確かめるために、ぼくは胸に耳を押しあてて心音を聴く。腰にまわした腕に力をこめ、強く抱きしめる。すべてではないけれど、それはぼくがセックスをする理由のひとつではある。

片岡吉乃をぱらぱらとめくりながら、何度でも、ここから語り始めようと強く思う。ぼくの指がめくっているのは『しじみちゃんファイト一発』(asin:4088475119)で、三つの短編からなる物語の二編が収められている。(しじみちゃんの「レベル3」って、まだ、…

日曜日に呑んだ酒がようやく抜けた。俺は宿酔いにはならないんだけど、酒を呑んだ次の日はなんだか気分がメランコリックになる。酒に弱くなったのかもしれない。やだやだ。お酒を呑んでいるあいだに、ドジ研ルサンチマン部会が結成されたらしい。結成される…

ブランドで思い出したんだけど、ぼくが女性向けのファッション雑誌を読むのは、ぼくがオリーブ少年だったからじゃない。一分の嘘もなく、本気の本気、差異の闘争を斗うためだ。それだったら、男性向けのファッション雑誌を読めばいいじゃない。いやはや、ま…

やっとこさ、化粧をしない男のコのコスメ意識。一般化して話をするのは難しそうだから、ぼく語り。http://d.hatena.ne.jp/sayuk/20031109#p3東京に出てきたばかりのぼくが、化粧について知っていたのはただひとつのことで、それは上手下手があるということだ…

コスメ意識について書こうとしたら、「オトコノコ」と「男のコ」の違いについて考えはじめてしまって、センシちヴすぎたのかもしれないね、ぼくたちは。なんてね。うふふ。説明くらいはしておいたほうがいいのかもしれない。ぼくは大塚英志の熱心な読者だっ…

不思議に思っていることがある。なぜ、滝本竜彦は、おたくサークルに入って興味が重なりそうな女のコを(エヴァの話をいっしょにしてくれるような女のコを)探さなかったんだろう。滝本竜彦が綾波レイについて語り、女のコが碇シンジについて語れば、たとえ…

id:sayuk 氏のコスメ話が楽しそう。 http://d.hatena.ne.jp/sayuk/20031108#p3 ぼくたちの仕事場には基礎化粧品が置いてあって、なくなってくると誰かが補充することになってる。最初は、わざわざ男性用を別に買ったりもしてたけど、最近は面倒だから、全部…

同居人が家出した。一週間くらい帰ってこない。音信不通。まあ、いいか、と思う。かわいい仔猫ちゃんだったら話は別だけど。すれっからしの猫の心配をするのに、人生は短すぎる。始めようか。ぼくたちの東京星のおはなしを。誤解したひとはただひとりしかい…

文学フリマの終了間際に、「セレブ:セックス・レスのブ男」というサークルがペーパーとフロッピーディスクとワールド・タンク・ミュージアムの戦車(?)を配っていたことを思い出し、フロッピーディスクを読んでみようと思いたった。読めなかった。そうい…

覚悟を強いるのは、覚悟を強いられたから。それが最初で最後の約束。だけど、守られたことのない約束。だって、守らないほうが得なんだって、数学が教えているんだもん。だから、「あたしの気持ち」とか、そういうウヤムヤで言い訳したところで、俺はふんふ…

ある集団において、合目的主義者の割合を算定することができるとしたら、集団がモテであるとは、その割合がある閾値を越えているということを示す。集団が非モテであるとは、割合が閾値を下回っているという意味である。カリスマはてなダイアラーとは、被登…

話したこと。永遠の話。差異の反復の話。彼我の立ち位置の違いについて。ぼくたちが不思議少女を好んだとしても、彼が愛した少女は永遠を見つめていて、ぼくが愛したものは(正確には、愛していると告げたものは)、少女と少女のかたわらの少女の差異だった…

俺が煽ったのは、有村(id:y_arim)ではなかった。煽ったのは、ここを見ていない誰かだった。ともあれ、誠実に返答してくれたことに感謝を。有村に訊ねたかったのは、結局、ぼくたちの史観がどのように歪められているのか、ということだった。「戦争」体験だ…

『今迄のまとめ』 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/1360/matome.html なにもまとめられてやしないけれど。ゴシップ的な興味を満たすには、これで充分。誰かがこの事件をベースに小説を書くだろう。だけど、そこにどれだけの透徹が残るだろう。…