コスメ意識について書こうとしたら、「オトコノコ」と「男のコ」の違いについて考えはじめてしまって、センシちヴすぎたのかもしれないね、ぼくたちは。なんてね。うふふ。

説明くらいはしておいたほうがいいのかもしれない。ぼくは大塚英志の熱心な読者だったので、かっこつきの少女とかっこなしの少女について、くよくよ考えたりするのが好きだった。救いようがないけれど、救われたいと望んだわけじゃない。本当だよ。本当だってば。

ぼくが、「オトコノコ」ではなく「男のコ」と書くのは、それが「男」になることを強制されている誰かのことを意図しているからで、ぼくたちの不自由さを字面にこめようと頑張ってみた結果なのだろうと思う。うまくいったかどうかは判らないし、言葉に対するセンシちヴさなんてオナニーにすぎないけれど。