反芻される言葉。投げ捨てられ、風によろまき、屑布のように街路を転がっていく言葉を、俺は愛するだろう。ラベルを貼られ、日付をおしつけられ、本棚にきちんとならべられた言葉ではなく、冷たい酔いのなかになしくずしに溶けていった言葉を、俺は愛するだろう。たとえ、俺がblogとかrssとか、くそったれなスーツ野郎のおもちゃに手を出したとしてもそれは変わることがない。言葉を、俺は愛するだろう。それは変わることがない。