あの眼をしたやつらと、もういちど一緒に走ることができたら、きっと楽しいだろう。だけど、そんなときは過ぎて戻ることはなく、俺は俺でまた別の徒党を組んで、号砲を待つ。なんてね、感傷を持つほど、歳寄りなわけじゃない。

だけど、そういうチームで働くことが楽しいって知ってるかどうかは、たぶん、重要なんだと思う。歯をくいしばり、隙間からもれる息だけで、判りあうことのできる奴らがいる。そういうことを信じるところから、まずは始まるんだ。組織のコントロールとか、インセンティヴがどうとか、その後のことなんだ。

だけど、それはな、飲み屋でまかれるくだとか、くだらねえダジャレなんかとは絶対的に違うものじゃなきゃならない。だって、もう二十一世紀なんだから。