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プロキシにdelegateを用いて、上記のヘッダ書き換えを行うことにする。以下にdelegatedを起動するためのシェルスクリプトを示す。
#! /bin/sh
delegated \
-P7777 \
CACHE=no \
FSV=sslway \
FFROMCL="webdav.cfi" \
HTTPCONF="methods:*" \
HTTPCONF="svauth=no-basic" \
SERVER=https://www.himote.org
このコマンドラインオプションは、
- 7777番ポートで待つ
- キャッシュしない
- HTTPクライアントが、HTTPSサーバにつなげるようにする
- 要求を、webdav.cfiというスクリプトの指示に従って書き換える
- 全てのHTTPメソッドを許可する
- Basic認証を許可せず、delegatedがDigest認証に書き換える(DreamweaverはDigest認証をサポートしていない)
- http://localhost:7777につなぐと、https://www.himote.orgにつながる
webdav.cfiというスクリプトが、ヘッダの書き換えを具体的に指示する。MOVEメソッドとCOPYメソッドの場合に、Destination:フィールドのサーバ名を書き換える。
#!cfi
X-Request-Method: MOVE
Header-Filter: perl -pe 's{http://localhost:7777}{https://www.himote.org}i if /^
destination/i'
- -
X-Request-Method: COPY
Header-Filter: perl -pe 's{http://localhost:7777}{https://www.himote.org}i if /^
destination/i'