俺の(偽物じゃない)誕生日を祝ってくださったすべての紳士淑女こん畜生、とりあえず、ありがとうを百万遍。だけど、残念無念、俺は二十九歳だ。去年も今年も来年も二十九歳でありつづけてやる。それがしあわせかどうかはしらないがな。箱の底に残された、最後の誠実さでもって──くそったれ、愛の言葉でも叫んでやろうか?

けど、まあ、いいや。今日の渋谷のハチ公前の、Abe "M"ARIA の踊りだけで俺には充分なのだ。