2004-03-03から1日間の記事一覧

これはあくまでも唄なのです。まあ、それはどうでもいいことですが。 君達にベトナムの民を好き勝手に殺す権利があるなら我々にも君達を、好き勝手に殺す権利がある君達にブラックパンサーを殺しゲットーを戦車で押しつぶす権利があるなら我々にも ニクソン…

「どーかと思うけどね」とおっしゃられたことについて。先にここに市場を持ちこんだのが彼女たちならば、ぼくはその市場のルールで彼女たちと対峙するというただそれだけのことです(結局、この一年、ぼくがやってきたのはまったくそういうことでした)。う…

自転車をこぎながら、中島みゆきを唄っていました。前方の暗がりで、小柄な人影がぴょこりとお辞儀しました。あわてて、鼻唄を止めて(ぼくはすこし顔を赤くしながら)眼をこらすと、元オリーブ少女が仔犬のようにぷるぷる震えていました。その姿は、なんだ…

パスタを巻きながら、哥貴分が「俺ァ、アメリカに行くぜ」と笑いました。アメリカでミュージシャンにでもなるのかと訊いたら、「んなわけあるか、莫迦」と怒られました。彼はコンピュータグラフィックスの専門家になって(マァ、今でも専門家ですけれども)…

なんのために生きているかと問われたら、宵のはじめに一杯つけるバーを手に入れるために生きていると答えましょう。街々にそれを見つけることなしに、どうして三十歳になれるでしょう。だって、そのように生きなかった三十過ぎは(おそろしいことに)信用さ…