近況
- 風邪は治りました。
- 文章を書く脳にもいろいろあるわけで。
- 気が遠くなるくらい昔、ぼくがものした仕事の文章を評して誰かが言った言葉。
- 「うーん、ゲンガク的というかブンガク的というか、アカデミックじゃないよね」
- レトリックを窓から投げ捨てて書いたはずだったのに。いやはや。
- 自戒をこめて。もういちど、──いやはや。
- レトリックが過剰な文章と、ロジカルが過剰な文章。
- ぼくは後者をして金を稼いでいるはずなのですが、本当は前者を書いているほうが楽しいです。
- でも、両方を同時並行で書こうとすると、脳の回線が短絡して風邪をひくらしい。いやはや。
- 書かれるはずだったレトリック(のメモ)。
- モータリゼーションが進んだニッポンのどこかの地方。
- スウェットショップから脱走してきた少女。
- パラトルーパーに乗った少年。
- パラトルーパーというのは、アメリカの軍用自転車。しかしもちろん、すべての機能性はネグレクトされ、差異としてのミリタリだけが存在を許される。
- 少年はパラトルーパーで24時間営業のジャスコに乗りつける。
- ショッピングモールに入っているスターバックスで、ふたりは出逢う。
- しかし、そこに、「ディスタンクシオン」のスーツに身を包んだエージェントが!