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STL (Standard Template Library) に限った話をしよう。おおまかに三段階の、STL への関わり方があるように見える。

• 無理解
  • std::vector を配列の代替に使う。
• 表層
  • STL の「使い方」と、Big O notation での効率の理解。std::for_each は使わない。
• 変態
  • 実装の熟知。複数のコンパイラとともに供される STL と、おそらく STLPort の実装を。

闘争は、この三段階の間で闘われる。ある集団のなかでの（政治的な）主導権争いであると見ることもできる。理論的には、「変態」になればなるほどコンパイル時の問題発見可能性が向上するとされている。しかし、「変態」を育成するための学習コストは小さくない。もちろんそれは、小さな問題なわけがない。

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