ノートに、三つの単語が書いてあった。

たぶん、ぼくが書こうと思ったおはなしのプロットだったのだろう。はて、と、煙草を一本喫い終える前に、『ウォーロック』に仲間探しの欄があったことを思い出した。そうだ、あのころすでに、ムー帝国の戦士やらなにやら、前世の物語を信じることなんかできなくなっていた。だからこそ、虚構を虚構たらしめるための仲間をそこで求めたのだった。二本めを喫い終えるころには、少女の名前まで思いだした。そうしてぼくは、まったく困ってしまった。